従業員の健康意識向上×企業の採用力向上を実現

NSK株式会社

業種
建設
企業規模
101~300人
課題
人材採用従業員の健康促進

課題

  • 自身の健康へ無関心な従業員が多かった
  • 在宅勤務中心のなか、全国各地に営業拠点を構えていることもあり、全従業員に公平な健康経営施策の提供が難しかった

解決策

  • 従業員が自発的に継続して健康活動を行う仕掛けがあるグッピーヘルスケアを導入
  • 全従業員へスマートフォンを貸与し、アプリを提供

効果

  • 運動不足の解消やダイエットに成功した従業員が多数
  • 従業員が健康で長く働き続ける職場作りの土台になった
  • 業界特有のマイナスイメージを払拭し、企業の採用力が向上


NSK株式会社は創業以来、オフィスや店舗・商業施設、公共施設などの「電気通信工事」「ネットワーク」「監視カメラ」「内装設備」「デザイン」を手掛けています。 ネットワーク構築をはじめ、内装設備の企画デザインから監視カメラシステムの導入、移転業務のマネジメントまで多岐にわたる事業を展開しています。
今回は健康経営を担当する皆さんに、グッピーヘルスケア導入の背景や効果についてお話を伺いました。


「健康の自分事化」に大きな課題を持っていた


―健康経営の取り組みを開始した当時について教えてください。


当社は、「健康経営」という言葉自体が広く普及していない頃から、経営トップの方針の下、従業員の健康と安全に配慮するべきだという考えを持っていました。2011年7月に「NSK心の健康づくり推進マニュアル」を策定し、これをもとに従業員のメンタルヘルスの維持・向上にいち早く取り組んできました。 その後、2017年9月には「社員一人一人が会社のみならず家庭・地域社会において、すこやかに活動できるよう心と体の健康づくりを推進すること」を目的に、すこやか推進プロジェクトを発足し、健康経営の強化を図ってきました。 それから、働き方改革などの時代の流れに乗って、少しずつ改善を重ねていき、2021年度には【ブライト500】の認定を受けることができました。



―今までは、どういった取り組みをしてきましたか?


例えば働き方改革に関するものでいうと、ノー残業デーを設定したり、有給休暇取得率向上にむけた取り組みもしました。従業員の健康に対しては、研修やセミナーを行ったり、ポスターや社内の電子掲示板を活用して、健康情報の発信も行っています。 また、入社して一定期間を経た新入社員と中途社員に保健師による面談を行っています。環境の変化によりメンタルへの負荷が高くなる場合もあるので、新入社員や中途社員には原則受けてもらうよう声がけをしています。保健師との面談では、人事が面談するときには出てこなかった、思いもよらない意見や相談が寄せられることもあり、一定の効果を感じています。


―グッピーヘルスケア導入以前に抱えていた課題を教えてください。


大きく分けて、三つの課題がありました。
一つ目は、健康診断結果の数値が思わしくない従業員が多かったことです。自身の健康へ無関心な従業員も多かったので、 まずは関心を持ってもらえるような施策が無いか模索していました。
二つ目は、コロナ禍で在宅勤務が中心となるなかで、どのように健康の維持・向上をはかっていけばよいかという課題がありました。弊社は全国に12の拠点があり、すべての従業員に対して公平に取り組むことは、なかなか難しいと感じていました。
三つ目は、「女性の健康保持・増進に向けた取り組み」と「長時間労働者への対応に関する取り組み」です。最近でこそ女性の従業員が増えてきたのですが、男性の従業員が多かったので、女性の健康に関する取り組みはどうしたら良いのかと思っていましたし、また業種・業界的にも長時間労働への取り組みは難しさを感じていました。


健康活動を継続×無関心層を動かす仕掛け



―最終的にグッピーヘルスケアを選んだ決め手を教えてください。


一番は、従業員が自発的に継続して健康活動を行う仕掛けがあるという点です。これまでも様々な取り組みを行ってきましたが、大事なのは、他人からやらされている感ではなく、自分からやりたいと思える何か、だと思っています。「人事に言われたからやった」では良くないですよね。
自分の健康活動によってポイントを獲得できて、それをAmazonギフトカードや現金といった汎用性の高いものに還元できるというのは、従業員目線で考えても、健康無関心層も興味を持ちやすく、続けやすいのではないかと思いました。
またアプリなので、スマホひとつで自分の都合に合わせて使えるという点もよかったです。コロナ禍を機にこれまで業務上必要のなかった一部の従業員も含め、全従業員へスマートフォンを貸与しました。在宅勤務が中心となるなか、全従業員が不公平感なく利用可能で、オフラインで集まったりする必要もなく手軽に活用することができるのがよかったです。
健康経営優良法人の認定取得を継続していくため、複数の項目をカバーできるというのも魅力的でした。


従業員の健康意識が向上



―実際にグッピーヘルスケアを導入されていかがでしたか?


体重を減少させることができたという声を複数の従業員から聞いています。私自身、実はグッピーヘルスケアを利用することによって4kg以上のダイエットに成功しました。 グッピーヘルスケアをきっかけに朝は起きてすぐ体重計に乗る習慣がつき、お酒を飲んだ日の翌日とそうでない日の差に気づき、、、自然とお酒を控えるようになり、結果BMIも改善しました。
他にも食事が手軽に記録できるようになって、自分の食生活が管理しやすくなり、運動習慣もあいまって5kg以上体重を減らすことができた従業員もいます。


―導入準備や利用開始後に苦労されたことなどはありましたか?


グッピーヘルスケアの担当者に色々と相談し、親身に対応してもらっていたので、特に不安などは無かったです。もちろん、他の業務と並行しながらでしたので、大変なときもありましたが、会社の理解もあり、周囲の協力を得ながら進められたと思います。
あとは、「こういったマニュアルが欲しい」などの声にもグッピーヘルスケアはスピーディーかつ柔軟に対応してくれたので、心強かったですね。


―貴社ならではの、グッピーヘルスケアの活用方法があれば教えてください。


グッピーヘルスケアだけではないのですが、社内で独自のポイント制度を設けています。例えば資格取得や研修受講など、会社で設定している項目をクリアするとポイントを獲得でき、年末の賞与のときに、賞与加算として従業員に還元しているのですが、グッピーヘルスケアを活用して、半期で平均5,000歩/日を達成したら2ポイント、平均8,000歩/日を達成したら3ポイントということをしています。


業界特有のマイナスイメージを払拭し、企業の採用力が向上



―今後はどのようなことに取り組んでいきたいですか?


これまでと変わらず、「社員は財産!社員の健康なくして会社の発展なし!」という方針を実践していきたいと思います。新たなことにも積極的にチャレンジしていきたいと思っています。その結果、健康経営優良法人認定のブライト500も継続獲得していければと思います。
認定取得による、企業の採用力は向上していると実感しています。施工管理でありながら技術営業のような形で仕事をしていたり、通信ネットワークの分野も扱っているためIT企業のようでもあり、一般的にイメージされる建設業と少し異なりますが、業種としては建設業に分類されます。建設業は世間一般的に環境面できつい・厳しいというイメージを持たれがちですが、ブライト500を取得していることで、それらを払拭することに一定の効果をあげていると感じています。


―最後に同様の課題をお持ちの企業様へメッセージをお願いできますか?


これまでも様々な取り組みを行ってまいりましたが、効果があるものにするには、従業員の自発的な健康活動をいかにして継続してもらえるかだと思っています。継続には他人からやらされるのではなく、自分からやりたいと思える何かが必要です。気軽にできそうなもの、自分の興味ありそうなものを見つけ、地道に一歩一歩取り組んでみてください。
チャレンジしてみて、合わないと思ったら違うことを探すのもいいと思います。


今後もグッピーヘルスケアをご活用いただき、長く健康で働ける環境づくりにご尽力ください。貴重なお話をありがとうございました!



※掲載内容は取材当時のものです。